

拙者、さるでござる🐒
今回は、投資詐欺のよくある手口のポンジスキームについて。
ポンジスキームの恐ろしい点が知らず知らずに被害者だけでなく加害者にもなってしまう点。
手口や特徴を知っておくことで被害者と共に加害者となることの防止の一助となれば幸いです。

目次
ポンジスキームとは
投資詐欺の一種。
1920年代にチャールズ・ポンジという人が行った詐欺の手法であったことから「ポンジスキーム」と名付けられました。
ポンジスキームの仕組み
貴殿の資金を運用し、毎月配当を出すと説明し、お金を集めます。
しかし、実際には運用はせず、後続の出資者が投じた資金を毎月の配当に充ててあたかも運用の成果のように見せかけ、破綻する前にドロンするという仕組みです。
また、配当のみでなく新規出資者を紹介(営業)することで紹介料、配当率upなどの報酬も用意されていることも往往にしてある。

出資者としては、実際に配当が出ていることで安心する訳です。そして、友人や知人に口コミをしたり増資して被害が拡大して行きます。
ポンジスキームの末路
遅かれ早かれどこかのタイミングで運営が”ドロン”します。
システムエラーなどと理由を付けて、配当は愚か、元金も出金不可となり終焉。
多くのポンジスキームを採用した投資詐欺は、3ヵ月〜半年で終焉を向かえることが多いです。
そして、紹介料で荒稼ぎした人間または上手く資金を引いた人間を除き、多くの出資者が被害者となり、世間に露見しないまま人知れず忘れ去られる訳です。
しかし、なんと当屋敷の主人(あるじ)金影様は紹介せずポンジスキームで資金を増やした経験がおありなので、より詳細な『ポンジスキームで稼ぐ方法』を別記事で解説しようと考えています。
ポンジスキームの見分け方
ポンジスキームは、見抜くことが困難な詐欺です。
詐欺師はあの手この手を使って信じ込ませます。しかもポンジスキームのタチが悪い点は”善意の詐欺師”となってしまっている場合もあるということ。
かなり矛盾のある言葉だが、「本当に配当が出た!こんな美味しい話を友達や知人にも教えよう!(ついでに紹介料貰えるし!!)」という思いで口コミしてしまう人が少なからずいます。
では本題。ポンジスキームを見分けるポイントを解説します。
ポンジスキームに共通する特徴は数多くありますが、ポンジスキーム確定演出だという特徴を解説。

特徴その一:友人や知人、SNS経由で話が来る
この時点で何かしらの投資詐欺と疑いましょう。
友人や知人から「最近、投資を始めた」やSNSのDMなどをきっかけに会った人から「お金増やしたくない??凄い投資家がいるから話聞かないか。」という切り口から口コミによって紹介されるケース。
特徴その二:セミナーに誘導する
「具体的な内容はセミナーに来て下さい!」というのは間違いなくポンジスキームを用いた”投資マルチ”です。この時点で100%ポンジスキームですが、セミナーの構成が以下のようになっていれば120%そうです。
これこそが最大の見分け方。
紹介報酬に関する説明が一番長い。
運用益よりも紹介報酬が主だと感じさせるセミナー内容となっていたら確定です。

特徴その三:運営会社が海外にある
前述の特徴と合わさって確定演出となるイメージ。
過去、蓋を開けたらポンジスキームだった案件は全てこの特徴を備えていました。
では、何故これがポンジスキーム濃厚になるのか。
それは、ドロンする時に海外だと都合が良いからです。要するに、運営会社が海外にあるということはドロンする気満々ということが読み取れる。
もう少しばかりの詳細はこの後に解説します。
ポンジスキームは捕まらない?
ポンジスキームは、歴とした”詐欺”です。
では何故、世間に露見せずに横行するのか。はたまた運営者や口コミをした人間が捕まることはないのか。
運営者や口コミをした人間が捕まるケースは、ほとんどありません。
捕まらない理由を簡単に解説します。
理由その一:加害者の情報が不十分
運営会社が海外にある点が関わってきます。
運営者の逮捕となると警察に被害届を出し、被害届が受理されて警察が捜査をするという流れになるのですが、運営会社が海外その代表も外国人となると捜査が難航し情報すら十分に集めることが難しくなります。
これらの事情があり、運営会社が海外にあるケースの多くが世間に露見しない訳です。
裏を返せば、日本国内の運営会社であればこのような事態にはならないということです。実際に国内でポンジスキームを用いた投資詐欺を運営していた会社の代表や関係者が捕まっています。
理由その二:詐欺の証明が難しい
逮捕に至るには証拠が必要です。詐欺と立証出来るかどうか。
アングラ投資案件に出資する方に多くは、契約書など取引内容を可視化する作業をしないことが多い。はたまた出資金を手渡ししている場合も散見する。
ポンジスキームは返金されるのか?
返金についても逮捕と同様に困難なケースが多いです。
返金を請求する方法としては、「自身で返金請求をするまたは司法書士・弁護士を介して返金請求する」があります。ただ、返金となると返金請求先が必要となります。要するに、責任の所在。
運営会社が海外の場合、責任を追及するのは困難なケースが多数。
となると責任を追求しやすい国内にいる案件の紹介者に返金請求をすることも可能かと思います。
ただ、現実的かと言うと現実味に欠けることでしょう。
🚨注意🚨 仮想通貨でポンジスキームが横行している
2017年末から続く暗号通貨バブル。
暗号通貨の高騰を報じるニュースなど身近になりつつある暗号通貨ですが、詐欺のネタとして利用されがちです。過去には、ICO詐欺が流行りましたが、ここ最近は落ち着いた印象。
最近の暗号通貨関連詐欺の傾向は、アービトラージが用いられる印象があります。
他には、「〇〇が今後来る!!」などの情報商材のようなものは廃れず用いられることでしょう。
ポンジスキームのまとめ
ポンジスキームに関する解説いかがでしたでしょうか??
- ポンジスキームは、詐欺の一種
- ポンジスキーム確定演出がある
- 詐欺としての立証は極めて困難
- 暗号通貨は、ポンジスキームに限らず投資詐欺に使われがち
本記事の要点は、こんなかんじですかね。
結びに
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」
経験から学べることは数多くあります。
とはいえ、しなくても良い経験、回避すべき経験もある。
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