投資詐欺の仕組み【からくり】

仕組み【からくり】を知る

悪徳商法からくり屋敷の主人(あるじ)、詐欺忍者〆金影でござる。

今回は、最近話題になりつつある投資詐欺について。
社会情勢も相俟って(あいまって)若年層で蔓延し、いよいよ社会問題化しています。

当屋敷に流れ着いた貴殿には必ず読んで欲しい。
投資詐欺被害防止の一助になることを願っています。

もし貴殿が既に投資詐欺に遭ってしまっている場合、被害のリカバリーの為に出来ることを別記事で解説しますのでそちらをご参照下さい。

金影
詐欺が無くなることはない。断言するでござる。

投資詐欺とは

投資詐欺とは、投資話を持ち掛けて約束の配当を渡さないという詐欺の一種です。
そもそも投資に失敗は付き物であり、”自己責任”が大原則。その性質を悪用した詐欺のこと。

例えば、
「これから上がる株がある。100万円購入分すると150万円になって返ってくる。」
「有名敏腕FXトレーダーが期間限定で運用代行をしてくれる。月利30%」
「仮想通貨のアービトラージシステムで月利10%」

などなど…

さる
以前、ルノアールで「マスク転売」の投資話をする若者とご老人を目撃しました。

多様多様な物語でお金が増える投資話が作られているのです。
金銭欲を狙った普遍的、典型的な詐欺手法。手口について簡単に解説します。

投資詐欺の特徴

その一:表面化しない

オレオレ詐欺などと異なり、表面化しない点が大きな特徴。
上述した通り「投資は、自己責任」である為、被害者にも落ち度がないこともない。
また、表面化しない工夫がなされているケースがほとんどです。

その二:友人や知人から話が来る

これに当てはまったら99%詐欺と判断しましょう。確定演出です。
お金が儲かる美味しい話を他人に教えてくれる善意に満ち満ちた人はこの世にはいません。

金影
当然に例外はありますが、
善意、無償の愛を持って接してくれるのは、両親また祖父母だけだと覚えておきましょう。

拙者もこれまで一度だけこの手の投資話に出資したことがあるので別記事でご紹介しようと考えている。

投資詐欺の手口

投資詐欺の手口には、いくつかの型があります。
投資詐欺に限らず何事にも「型と傾向」があり、どの時代もその型を土台に進んでいます。

投資詐欺の型は、主に2つ。
持ち逃げ型と架空運用型とでも名付けましょう。

投資詐欺の手口その一:持ち逃げ型

シンプルすぎて文字通り。Simple is Best!!
他人からお金を預かり、そのままドロン!音信不通になるという手口です。

「友人にお金を貸したら音信不通になった」というのが身近であり、イメージが近いです。

「お金を預けてくれればFXで貴殿の資金を増やす」「お金を預けてくれればバイナリーオプションで貴殿の資金を増やす」などと出てきたら十中八九これです。

金影
トレーダー、ファンドなどというワードが使われがちな印象があるでござる。

投資詐欺の手口その二:架空運用型

ニュースで取り上げられるなど表面化する投資詐欺は全てこれです。
有名どころで言うと豊田商事事件またそれに類似する事件。

お金を預かるまでは持ち逃げ型と同じです。
持ち逃げ型と異なる点は、しっかりと約束した配当を渡す点です。
投資家としては、配当が実際に入ると安心します。
しかし、実際には運用をしていないのです。では、投資家への配当はどこから来るのか。

それは、別の投資家の出資金の一部を配当に回すのです。
この手法を「ポンジスキーム」と言います。

金影
最近、ポンジスキームを用いた投資型マルチ商法が流行っているでござる。

結びに

当屋敷で投資詐欺について学んだ貴殿。
投資詐欺の手口を知ってこれにて安心!…とはいかないのが詐欺の世界。

特に、架空運用型の投資話を素人が見抜くのは困難です。
例え、貴殿の友人や知人が実際に配当が出ている!と話を持ってきても油断しないように。

詐欺師はあの手この手と工夫してきます。
投資話を持ちかけられている方がいればLINEでご相談に乗ります。

搾取されない人生を!

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