夢の投資案件アップキャッシュ(UP CASH)の末路

UPCASH(アップキャッシュ)

悪徳商法からくり屋敷の主人(あるじ)、忍者〆金影でござる。

今回は、アップキャッシュ(UP CASH)に関する続報です。
以前、同案件を取り扱った記事は、こちら

当屋敷で取り扱った案件に関して読者からの情報提供を参照して記事としました。

情報提供者について

アップキャッシュ(UP CASH)に出資したという方からの情報提供でした。

情報提供の内容を纏めると

◆出金が出来なくなって数ヶ月が経過している
◆2022年2月19日に仮想通貨のアービトラージシステム開発したリカルドなる人物による報告会が開催される

アップキャッシュ(UP CASH)の末路

おそらく勧誘の中心にいた人物たちが「我々も皆さんと同じ被害者だ!」という格好を取ることでしょう。

ポンジスキームを利用した投資詐欺の末路は、全て上記です。
アップキャッシュ(UP CASH)をはじめ出資金を口コミで募っている場合、必ず勧誘の中心人物がいます。アップキャッシュ(UP CASH)の場合、立川氏です。

そして、出資者たちに出資金(=被害金)が弁済されることはありません。

多くのこの手の投資話は、
海外の優秀なエンジニアが開発したハイスペックシステムが日本上陸!!」という設定。

金影
[Jubilee Ace(ジュビリーエース)またJENCO(ジェンコ)、PGA]も全てこの設定で同じ末路となっておるでござる。

2022年2月19日の報告会の内容

2022年3月5日追記。
先日、出金が出来なくなって数ヶ月という情報が出資者から舞い込みました。
その情報の中に上述の通り「2022年2月19日にシステムの開発者とされるリカルド氏による現状の報告会」が開催される旨のアナウンスがあったという情報があり、その報告会の内容を入手しました。

リカルド氏らからの報告、出資者からの質疑応答という形式で報告会が行われたとのこと。
彼らからの現状、出金が出来ない事態となっている原因に関する説明の内容を共有します。

アップキャッシュ(UP CASH)の現状に関する説明

アービトラージシステムの不具合によりアカウントの管理、運用が機能していないとのこと。

その対応として

「今までのようにリカルドさんがシステムを触るのではなく、複数の人員が携わるようにしていく(システム会社と契約するか、個人的に集めたチームを組むかはこれから決める。)」

上記のような説明があったとのこと。
(報告会の内容を纏めたメモとして提供された文言をそのまま抜粋しました。)

金影
謎極まりないでござる。
この手の投資話がドロンする際は往往にして意味不明な原因を盾にドロンする傾向にある…

出金が出来ない理由に関する説明

現状、システムに不具合があったのは分かった。

しかし、それは出金が出来ないこととはまた別の話。その理由はいかに!!

「UpCashのメインウォレット『ビットメッド』のアカウントがロックされ、ブラジルからの送金ができなくなった(30億円ものお金が送金ストップされている)」

「送金ロックについては、審査を経てビットメッドから出金(送金)をするという約束を得た。その時期は、早ければ今年の3月11日。遅ければ9月10日。約半年の期間中、どこかで送金が実行される。」

上記のような説明があったとのこと。
(こちらも報告会の内容を纏めたメモとして提供された文言をそのまま抜粋しました。)

出金に関する情報(2022年10月)

2022年11月1日追記
メインウォレット『ビットメッド』のアカウントロックにより出金不能になっていましたが、進展がありました。

その内容をまとめると下記になります。(添付画像参照)

出金は可能だが、約70%zの税金が差し引かれた約30%の出金となる。

ブラジルの税制について調べる中で分かりやすく纏まった資料を見つけたので共有します。

令和2年度 経済産業省 委託事業
中堅・中小企業向け 『進出先国税制等に係る情報提供セミナー』
https://www.meti.go.jp/policy/external_economy/toshi/kokusaisozei/itaxseminar2020/12_brazil.pdf

金影
自身も被害者というポーズを取り、一部返金を行い詐欺の意思がないという行動。
やはりアップキャッシュ(UP CASH)の運営は、かなりのやり手でござるよ。

被害回復のためにできること

当屋敷の目標の一つが「被害回復」です。

・できるなら被害回復をしたい!

・誰に相談したらいいのか分からない…

上記のような方は、以下からご相談してみてください。

本件の場合、勧誘の先頭に立つ立川氏、貴殿の紹介者に訴えを起こすのも有効かもしれません。

金影の感想

やはりポンジスキームを活用した投資案件の末路は、全て同じ。

以前の記事で述べた通り、少しでも案件の息を長くしようとする意図が随所に感じられる設計となっていただけあって割と息の長いポンジスキーム案件であったなという印象。

「歴史は、繰り返す」
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」

上記を心に留めておきましょう。
この記事が投資詐欺被害防止の一助になることを願っています。

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